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生きものたち

1.カマキリ

人間に都合の悪い虫などがいる一方で、これらを食べてくれる生きものたちが、農薬を使わないと、たくさん集まってきます。
いわゆる天敵です。
よく見かける天敵の中で、もっとも威厳のある天敵はカマキリではないでしょうか。
メスに喰われているオス メスに喰われているオス
春先生まれたカマキリの赤ちゃんはそれぞれ別々に生き、子孫を残せるのはごくわずかな個体だけです。
それも、オスにとっては命がけです。
この写真は、非常に珍しく、交尾直後にオスがメスに喰われているところです。

2.ハクセキレイ

鳥は作物に被害を及ぼすこともよくありますが、天敵として活躍してくれる鳥もたくさんいます。
その中でも、よく見かける鳥がハクセキレイです。
虫をたべるハクセキレイ 虫をたべるハクセキレイ
畑をトラクターで耕していると、どこからともなく、このハクセキレイが現れます。
地表に現れてきた虫を食べるためです。
人をさほど警戒もせず、トラクターの後を追いそばまで寄ってきます。
スズメくらいのかわいい小鳥です。

3.ヒヨドリ

ハトより一回り小さく、よく見かける。
「ピーヨ」とかん高い声で鳴く。
寒い時期は暖かい地方に渡るものもいるが、そのまま居残るものもいる。
畑にまいた土混じりの糠を食べるヒヨドリ 畑にまいた土混じりの糠を食べるヒヨドリ
冬場に食料が不足すると、群れをなして野菜を食害する。
特にブロッコリーの葉を好む。
人間が食べる花の部分は食べない。
次が小松菜、3番目がほうれん草、という順に食べる。

4.ネズミ

ネズミはどこにでも生息している。
農園では貯蔵庫や倉庫に必ず出没する。
貯蔵してある農産物はもちろん、肥料、ビニールなどの資材、機械も食害する。
農場に猫を飼うと、被害が激減する。
糠の中で死んでいた子ネズミ 糠の中で死んでいた子ネズミ
皆生農園では、肥料として糠を大量に使うので、精米業者から購入し、ストックしている。
その糠を食害するが、特に問題になるほどの量は食べないので気にしていない。
しかし、この写真のような場面に直面すると、心が痛む。
6匹が眠いっているように死んでいた。
多分、人の気配を感じて、親ネズミが子育てを放棄したものと思われる。

5.ヒバリ

畑で春を告げる鳥、ヒバリは、卵や雛を外敵から守るためなのか、人の気配のある所にだいたい3個産む。
ネギの間のヒバリの巣 ネギの間のヒバリの巣
今年も同じ農場の、ほぼ同じ場所に産卵した。
ネギに土を寄せている時に気づき、かかってしまった土を除こうとしたら、1個割ってしまった。
この巣の近くにトマトの畝を作った関係で、巣の横をたびたび通ったためか、残りの2個も孵化しなかった。
親鳥が育児放棄したのかもしれない。

6.クモ

農薬を散布しないので、農場には実にたくさんの虫がいる。
害虫がいれば、人に都合のいい益虫もいる。
クモは害虫も食べてくれるので、大事な益虫である。
口に卵をくわえたクモ 口に卵をくわえたクモ
レタスを収穫したら、口に卵の塊をくわえたクモがレタスの陰からこちらをにらんでいた。
秋になると、こんなクモがうようよ這い回っている。

7.アブラムシ

アブラムシは、ネコブセンチュウ、ヨウトウムシ類とともに、厄介な害虫である。
露地栽培の場合、これら3種類の害虫以外は、ほとんど大きな問題は起こさない。
ピーマンの苗についたアブラムシ ピーマンの苗についたアブラムシ
今年は、から梅雨の影響もあってアブラムシの発生が多く、その対策に手間取った。
農薬以外の手段を駆使し、どうにか乗り切った。
研修生の勉強にはなったが、経営上はダメージが残った。

8.テントウムシ

テントウムシは、害虫のアブラムシが大好きな益虫である。
アブラムシの近くにオレンジ色の卵を数十個かためて産む。
アブラムシ対策にはテントウムシの活躍が欠かせない。
テントウムシの幼虫 テントウムシの幼虫
生まれたばかりの幼虫。
これからアブラムシを求めて旅に出る。
生き残るのは容易でなく、その屍をときどき見かける。

9.タニシ

水田にも、農薬を散布しないので、たくさんの生き物が生息している。
タニシの群れ タニシの群れ
いたるところにタニシが群れをなしている。
夏になると水田から水を抜くので、タニシにとっては過酷な環境になる。

10.オタマジャクシ

梅雨時は、農場の各所に水溜りができ、つかの間の小さなビオトープが生まれる。
水槽で育つオタマジャクシ 水槽で育つオタマジャクシ
防虫、防鳥、防風、防雹などのために、強靭なネットを多用している。
使う前には、ネットに付いた害虫を殺すために、水槽につけておく。
その水槽にアマガエルが産卵した。
これらオタマジャクシがカエルになり、農場に広がっていく。
夏から秋にかけ大量に発生する害虫を食べてくれる。

11.アゲハチョウ

人参やパセリには必ずアゲハチョウが産卵する。大量に発生することはないので、被害は微々たるものである。
蛹(さなぎ)になる直前のアゲハチョウ 蛹(さなぎ)になる直前のアゲハチョウ
人参がある程度大きくなると、防虫ネットを取り除く。
その葉をもりもり食べ、もう少しで蛹(さなぎ)になるところ。
アゲハチョウは、生まれ育った場所を離れ、違う種類の野菜まで旅をして蛹(さなぎ)になる。
多分、蛹(さなぎ)は無防備な状態なので、外敵から身を守る知恵かもしれない。



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