社会・政治

百姓雑話

第77話 資本主義の衰退(1)

人それぞれに主義・主張があり、世に○○主義というものが溢れている。数ある主義の中でも、身近な主義の最大公約数を挙げると、自由主義、個人主義、民主主義、資本主義、共産主義などがある。かつては帝国主義なども幅を利かせていた。近年ではグローバリズ...
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第68話 未来に何を残せるのか

ピカピカのランドセルを背負った子どもらがスクール・バスに乗り込んでいく。皆生農園のある地区にはかつて分校があったが、少子化と転出の影響で、小学生は本校までバスで通学している。楽しそうにバスに乗り込む子らを見ていると、片道30分もかかる道のり...
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第65話 「安全」が「危険」を生む

「良い子のみなさん、もう家に帰る時間ですよ。・・・・・」。夕方になると、市役所の防災行政無線が鳴り響いていた。数年前から内容が変わったが、こんな放送が長年続けられてきた。へそ曲がりの私は、「早く家に帰る子は良い子で、なかなか家に帰らない子は...
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第64話 便利さの代償

本当に便利な世の中である。キーをポンポンとたたけば、いろいろな事が瞬時にできてしまう。今やその便利さが生活や仕事の現場を劇的に変えつつある。 農業の世界も同じである。パソコンやスマホを操作するだけで、遠く離れたハウスの中の野菜に農薬をまいた...
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第58話 組織を生き生きとつなげる(2)

組織を若く生き生きと保ち、その構成員や社会にとって有意義な存在であり続けさせるのは、実に至難の業である。それでも、組織を苦労して産んだ者は、人の性かもしれないが、ほぼ例外なく長生きさせたいと切望する。 ではどうしたら良いのだろうか。 まず、...