百姓雑話

百姓雑話

第400話 今年は

体調が悪くなければ、私は毎日農場に行きます。年末年始でも、育苗ハウスの換気や苗への水やりにくわえ、夫婦猫とその子の3匹が私を待っているからです。ところで例年、年始に欠かせない仕事があります。去年をふりかえり今年の計画を立てることです。今年は...
百姓雑話

第399話 二番穂が語りかけていること

「二番穂」という稲の穂があります。学術的には「再生稲」と言われ、稲刈り後に地中に残った株から再び芽を出し実った穂のことです。下の写真は11月中旬に撮ったものですが、立派に実っています。この二枚の写真から、あなたは何を感じとられますか。まず私...
百姓雑話

第398話 労働の平準化

どんな業界でも仕事でも、需要と供給能力のアンバランスが起き、労働の平準化に四苦八苦する。かつて急速に経済成長していた時代、4月になると若者がどっと就職する関係で、春は車や家電製品の需要が急増した。その需要に応えるため製造業界は、積雪で暇な地...
百姓雑話

第397話 販売農業と自給的農業

昔は、農家を「専業農家」、「第一種兼業農家」、そして「第二種兼業農家」と分類していました。専業農家は農業以外の収入がない農家、第一種兼業農家は農業以外の収入よりも農業収入のほうが多い農家、第二種兼業農家は農業収入よりも農業以外の収入のほうが...
百姓雑話

第396話 「エッセンシャル・ワーカー」という下層

コロナ禍というパンデミックによって、「エッセンシャル・ワーカー」という職業人の重要性が再認識され、感謝もされた。医療従事者とか、スーパーマーケット従業員とか、運輸関係者とか、生命維持に直結した仕事についている人たちである。その意味では、緊急...