文明・歴史

百姓雑話

第330話 数の魔力

数字は人生を大きく左右する。ほとんどの人たちは、数字を信じ、数字を操り、操られ、魅了され、時には裏切られ、目覚めてから眠るまで数字が頭から離れない。まるで、数の魔力の虜になっているようだ。死ぬまでその魔力から逃れられない人たちが大半だろう。...
百姓雑話

第314話 命

師走ともなると冷え込んだ朝は、写真のように野菜の地上部がすべて凍りつく。人間であれば、さしずめ凍死状態である。しかし、越冬できる植物は、陽ざしを浴びると夕方までには命をふきかえす。 かつて、自然農法を長く実践された故・福岡正信氏が「植...
百姓雑話

第310話 生産革命

近年の産業界の激変を新たな産業革命と見ている人たちがいる。確かに激しい変化の真っただ中にあり、巨万の富を築く人がいれば、その一方で職を失う人が世界中であふれている。 ところで、人類は生き抜くために必死に日々の営みを続けてきた。この絶え...
百姓雑話

第305話 横暴な臓器

私の国民健康保険証の裏には、臓器提供の可否を記入する欄がある。火葬場でただ燃やされるだけでは、臓器異常で苦しんでいる人たちに申し訳ないので、提供欄のすべてに丸をつけている。たくさんの人たちに助けられ、どうにか大病せずに生きてこられた感謝のつ...
百姓雑話

第290話 結(ゆ)い

大津波が東北地方の沿岸部を急襲した後、「絆」という言葉が若者にも語られるようになった。その若者たちのほとんどは、スマホを片手にインターネットで瞬時につながるバーチャル・リアリティの中に「絆」を見出しているようだ。 前話の「農民 vs ...