鴇田 三芳

百姓雑話

第415話 安住の地

春といえば引っ越しのシーズン。進学、就職、転勤とたくさんの人たちが引っ越します。引っ越し先の生活に慣れた頃、どれだけの人が「いい所に越してきた」と思えるのでしょうか。私は、19歳まで生家で、55歳からこの地で暮らしています。この間、13回も...
百姓雑話

第414話 生命力を信じる

すべての生き物は人間の認知が及ばない生命力をもって生きています。自分自身の体さえ知らないことが山ほどあります。農作物も例外ではありません。はかり知れない植物の生命力に驚き、私は「植物のほうが人間よりも生命力があるかもしれない」と思うこともあ...
百姓雑話

第413話 明日を信じる

晴れわたった冬の夜空を見上げ深呼吸すると、SMAPの「夜空ノムコウ」が頭の中を流れ始めます。「あれから僕たちは何かを信じてこれたかなぁ・・・・・・」と。この歌は、どうにか明日を信じて生きてこられた自分の軌跡をなぞるような、そんな歌なのです。...
百姓雑話

第412話 冬をのりきるー天気の予想

5日は寒の入り。当地ではこれからの1か月ほどがもっとも寒い時期です。この厳しい季節をのりきるのは、野菜たちにとっても私にとっても、とても大変です。露地野菜は、朝から昼頃まで凍っていて、動物で言えば仮死状態。なので、午後に収穫します。積雪でも...
百姓雑話

第411話 余生を楽しむ

古希を過ぎたころから、体のあちこちに支障が出始めた。以前からの指と首の痛みに加え、近頃は脊柱管狭窄症と座骨神経痛が悪化した。ボケも進んだ。毎日疲れるので寝つきはいいものの、夜中に目覚めることもたびたびで、なかなか疲れが取れない。もう生命力の...