第5章 各種の作業

作付け計画の立案

新規就農者は、農地を入手すると、やみくもに作付けすることがあります。経験不足ゆえに仕方ないのかも知れませんが、場合によっては挫折の原因にもなります。焦らず、以下の要件を十分検討してから、年間の作付け計画を立てましょう。

・栽培の目的は何か?:販売のためか、自給か、体験か、試験か、などの目的を明確にする。

・圃場のある地域の気候と自然環境

・圃場の面積と状態

・圃場周辺の状態

・本人の総合的力量

・他者の協力の有無:地主、地元農家、研修先、友人や知人、関連業者、行政組織などの協力を正確に把握する。

・労働力:販売を目的とする場合は従業員の雇用も検討する。

・資金:利用可能な資金量を明確にする。できるだけ借金はしないほうがいい。

・保有する施設や機械:施設や機械によって、栽培する品目や栽培面積が変わってくる。

・販路:販売を目的とする栽培では、これが非常に重要。

・将来の展開:目先の栽培計画を立てる際も、将来の展開を可能な限り具体的に思い描く。

・品種特性:栽培する品目と時期を検討する際、その品種特性を調べる。

・販売計画:販売を目的とする場合は、以上のような要件を検討し、販売計画を立てる。

・栽培計画:販売計画に基づいて、より具体的な計画を立てる。その際、不測の事態が発生しても対応できるように、農地と労働力に余裕を持たせる。

 

【2021年3月21日公開】