生き方

百姓雑話

第417話 土に生かされ、土に死ぬ 

長年つれそった夫婦とはいえ、考えが合わないことはいくつもある。晩年の過ごし方、死に方、死後の扱いについて、私と妻はいまだに考えが平行線だ。私は老人介護施設には入りたくない。妻は入るように勧める。私は死期を迎えたら、ずっと自分の命を支えてくれ...
百姓雑話

第415話 安住の地

春といえば引っ越しのシーズン。進学、就職、転勤とたくさんの人たちが引っ越します。引っ越し先の生活に慣れた頃、どれだけの人が「いい所に越してきた」と思えるのでしょうか。私は、19歳まで生家で、55歳からこの地で暮らしています。この間、13回も...
百姓雑話

第413話 明日を信じる

晴れわたった冬の夜空を見上げ深呼吸すると、SMAPの「夜空ノムコウ」が頭の中を流れ始めます。「あれから僕たちは何かを信じてこれたかなぁ・・・・・・」と。この歌は、どうにか明日を信じて生きてこられた自分の軌跡をなぞるような、そんな歌なのです。...
百姓雑話

第411話 余生を楽しむ

古希を過ぎたころから、体のあちこちに支障が出始めた。以前からの指と首の痛みに加え、近頃は脊柱管狭窄症と座骨神経痛が悪化した。ボケも進んだ。毎日疲れるので寝つきはいいものの、夜中に目覚めることもたびたびで、なかなか疲れが取れない。もう生命力の...
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第401話 春はそこまで

明日は立春。ラニーニャ現象も終わりつつあり、12月から真冬並みの寒さが続いた今冬も終わりが見え始めました。季節感が鈍くなった人間とは違い、植物は季節の移ろいにとても敏感です。春はそこまで来ています。厳冬期をのりこえたブロッコリーが順調に花蕾...