百姓雑話

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第321話 搾取からの解放

先日、NHKテレビを見ていたら、「人類は他者に物を与えることに喜びを感じる本能を持った生物である」と解説していた。か弱い人類が生存競争を生き抜いてこられた知恵なのだろう。まさに「情けは人のためならず」である。しかし、現実はどうだろうか。世界...
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第320話 蜘蛛(クモ)

皆生農園の農場にはクモがたくさんいる。特に春と秋には、餌となる小さな虫が豊富なためか、クモ嫌いの人が腰を抜かすほどウヨウヨいる。農薬を使っている農場では決して有りえない光景である。クモは、大きく分けて、2種類いる。巣を張って獲物を捕らえるも...
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第319話 栄枯盛衰

栄枯盛衰は世の常、人の常である。戦後の復興期に隆盛をきわめた百貨店は、大多数の国民が物質的な豊かさを求め大量消費に突入すると、ダイエーやヨーカ堂などのスーパー業界にお客を奪われた。そのスーパー業界も、業界トップのダイエーがバブル崩壊のあおり...
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第318話 激変の真っただ中

日々必要となる食料品から耐久消費財にいたるまで、物の生産から消費にいたるシステムが激変の真っただ中にある。そして、アマゾンがその先頭を走っている。「流通革命」と言えそうな激変である。個人使用の車もいずれは、ディーラーのショウルームで購入する...
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第317話 冬の時代

今日は立春。暦の上ではこれから春が始まる。早朝の気温はこの頃がもっとも冷えるものの、西高東低の冬型の気圧配置が長続きしなくなる。ひと頃よりも日差しの強さが増してきた。光の春の到来である。ところで、このところ食品価格が値上がりしている。価格据...