百姓雑話

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第7話 血-その1

インフルエンザが流行しているという。自分も今、不覚にも何年かぶりにかかってしまった。体にこたえる作業は研修生にお願いし、楽な作業をしながら薬を飲まずに治すつもりだ。一体どうして、こんなにも流行してしまうのだろうか。 私は露地トマトの有...
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第6話 空気:スギ花粉の問題

「スギも命の危機を感じているからでしょうね」と、ボランティアの阿部さんが指摘された。生き物は、命の危機を感じると子孫をたくさん残そうとする。野菜ではよくある現象だ。人間も同じであると私は思っている。難民キャンプでその日暮らしを続けている人々...
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第5話 真冬の積雪

先週、関東圏でも積雪があった。降りはじめには稲光が走った。日本海側では、冬の雷はよくあるそうだが、関東では珍しい。11月下旬に雷鳴とともに雹が降ったことはあるが、真冬の雷は記憶にない。大寒の頃から、偏西風が南下し、日本付近で大きく蛇行してい...
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第4話 光の春

昨日が大寒であった。関東地方では、この頃から2月中旬頃までがもっとも気温の低い時期だ。特にこの冬は近年になく寒い。ひと冬分の寒さをもう体感した気がする。温暖化に慣れたためか、作物の寒さ対策がつい後手に回ってしまった。 しかし気温は低く...
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第3話 ホトケノザ

寒の内というのに、陽だまりではホトケノザが満開である。 名前の由来は仏様が座っておられる台座に葉の形が似ているらしい。この草は、その形だけでなく、情け深い点からも仏様のようだ。というのも、寄生したアブラ虫を養い越冬させるからだ。アブラ...