農業の現実

百姓雑話

第318話 激変の真っただ中

日々必要となる食料品から耐久消費財にいたるまで、物の生産から消費にいたるシステムが激変の真っただ中にある。そして、アマゾンがその先頭を走っている。「流通革命」と言えそうな激変である。個人使用の車もいずれは、ディーラーのショウルームで購入する...
百姓雑話

第307話 農業を楽しむ(2)

「農業が性に合っている」とか、「農作業が好きだ」という農民は非常に多いと思われる。でなければ、肉体的にきつく天候に振り回され、その挙句、さして儲かりもしない、そんな職業など続けられない。 だが一体、「生業としての農業が楽しい」と思っている農...
百姓雑話

第298話 貧乏暇なし

昔も今も、農民は「貧乏暇なし」の象徴的存在である。小規模で零細な自営業者も大方はそうであろう。 これからの1か月は、胡瓜やトマトなどの夏野菜の出荷がほとんど終わり、秋野菜もまだまだ収穫できない。いわゆる「端境期(はざかいき)」である。当然、...
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第291話 長い闘い

連日連夜、とにかく暑い。今年もまた過酷な季節がめぐってきた。関東地方では梅雨らしい天気がほとんどないまま、今月はじめから真夏のような日々が続いている。そのため、野菜に病気が発生しない反面、アブラ虫にトコトン悩まされている。殺虫剤をていねいに...
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第289話 農民 vs コンピューター

農民は太古の昔から、権力や武力、金力を握る者、そして、その配下にある者たちから抑圧され、虐げられ、搾取されてきた。太平洋戦争後は、身分と給与などが保証された給与所得者もそれに加わった。それは今でも、合法的に続いている。 ところで、先週の日曜...