鴇田 三芳

百姓雑話

第270話 輝かしい・・・・・

冬至の頃から比べれば、このところ太陽の輝きがかなり増してきた。陽だまりにたたずめば、もう春を十分に感じられる。畑では、越冬した野菜たちがチラホラ咲き始めた。野菜を露地栽培する者にとっては、これから3月下旬までは気が抜けない。大雪の心配がある...
百姓雑話

第269話 オオイヌノフグリ

春の訪れを感じさせる野の花として「オオイヌノフグリ」があります。なんと1月中旬に草むしりをしている時、写真のように「オオイヌノフグリ」の花を見つけました。毎年3月にこの花を見つけると春だなーと嬉しくなるのですが、こんなに早く咲いているのは驚...
百姓雑話

第268話 光の時代

立春を過ぎた。まだまだ寒さは続くものの、春の兆しが日差しの中に見え始めた。待ちに待った春までもう少し。雪の心配がなくなる春分の日までの辛抱だ。季節感が鈍った人間たちとは違い、自然の生き物たちは季節の移ろいを敏感に感じている。陽だまりの梅の花...
百姓雑話

第267話 偉業

世に「偉業」とたたえられた発明や事業を数え上げたらきりがない。基本的に、そのどれもが人類の発展や新たな文明の創出につながったと評価されている。しかし、それらの偉業が、庶民をどれほど幸福にしただろうか。地球上からたくさんの生物種を絶滅させただ...
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第266話 体を温める方法の功罪

とにかく、寒い。まれにみる強烈な寒波の襲来で、15日の最低気温は畑で-15.1℃を記録した。長年にわたって冬場の最低気温を観測してきたが、今回の最低気温がもっとも低かった。仕事がら、厳しい寒さの中での作業は仕方ないのだが、歳を重ねるほどに、...