第412話 冬をのりきるー天気の予想

百姓雑話

5日は寒の入り。当地ではこれからの1か月ほどがもっとも寒い時期です。この厳しい季節をのりきるのは、野菜たちにとっても私にとっても、とても大変です。露地野菜は、朝から昼頃まで凍っていて、動物で言えば仮死状態。なので、午後に収穫します。積雪でもあったら、何日も収穫できません。

そこで、冬をのりきるには天気の予想が非常に重要となります。日々の天気をテレビとネットで毎日モニターするのはもちろん、半年から1か月先までの中長期予報も私は見ています。例えば、昨年の夏の時点で「今年の冬は冬らしい冬になる」と気象庁は発表していました。そして実際、関東地方は年末から年初にかけて10日間ほども冬晴れ、日本海側では降雪が続いています。まさに、冬らしい冬です。

ここ10年くらい前から、スーパーコンピューターの性能向上によって、予報の精度が上がってきました。とりわけ、作付け計画を立てるうえで、長期予報の精度向上は大助かりです。

それでも、やはり微妙な天気の時は予報がはずれることがあります。この季節で言えば、関東以南を南岸低気圧が発達しながら通過すると、関東地方に雪が降りやすくなりますが、よくはずれます。予報官泣かせです。

そんな時、私は3社の予報を見比べます。(日本気象協会、ウェザーニューズ、ヤフー)それらを念頭に、長年の経験にくわえ、「北半球高層風実況図」と「予想天気図」を参考に、自分なりに予想を確定します。

例えば、わかりやすい例ですが、下の北半球高層風実況図(1月1日時点)を見ると、「数日後に寒波が日本に降りてくるが、強烈な寒波ではなさそうだ」と予想できます。モンゴル付近にある寒波の南下を促す北風があまり強くないからです。また、日本気象協会の予想天気図(1月2日午前9時)からも今回の寒波が強烈ではないと予想できます。

予想天気図(24時間)

このように、私の日常は天気と向き合う日々です。露地野菜を通年栽培する者の宿命なのでしょう。

(文責:鴇田 三芳)