鴇田 三芳

百姓雑話

第230話 死は怖いものなのか?

恐らく、私も含め多くの人にとって死はとても怖いことであると思います。普段我々が考えている死というのは、病気等でだんだん体が衰弱し、心臓が停止、2度と自分というものを意識できなくなる状態になること、という感じではないかと思います。そもそも私が...
百姓雑話

第229話 いのちをつなげる

写真のように、越冬ブロッコリーが満開です。3月中旬に頂花蕾(ちょうからい:一般に売られているブロッコリー)を収穫した後も、次々に脇芽のブロッコリーが出てきて収穫しきれず、花盛りになってしまいました。収穫されても採られても、湧き出てくる脇芽を...
百姓雑話

第228話 死して、なお尽くす

皆生農園のある白井市は、都内にアクセスする北総鉄道沿いは都市化されていますが、中心街から車で5分も走れば昔ながらの農村風景が残っています。森や林もいたるところにあり、野生動物をよく見かけます。夜中に車を走らせると、タヌキや野ウサギなどにも出...
百姓雑話

第227話 作物と土壌のpHについて(2)-生体膜-

前回は作物とpHの関係について、なぜ種類によって適正pHが違うのかということについて考えました。種類による適正pHの違いは生まれ故郷の違いであるということでした。これは答えになっているような、いないような、しっくりこないところがあり、もう少...
百姓雑話

第226話 根絶の思想、共存の摂理(3)

サラリーマンの妻の趣味はガーデニングで、写真のように今、自宅の狭い庭も花盛りです。その中に、苺が白い小さな花をたくさん咲かせています。私が3年前に2株植えたものが、ランナーを四方八方に伸ばし、今では数十株にもなり、他の花々と美しさを競ってい...