鴇田 三芳

百姓雑話

第189話 販売戦略

5月の連休明けから2ヵ月半ほど、20代後半の青年が短期研修に来ていた。彼は、研修最後の日、今後の計画を改めて語った。自分の畑で採れた野菜だけでなく、生活必需品などを、手づくりのトレーラー・ハウスに積んで、売りに回ると言う。なかば夢見ごこちで...
百姓雑話

第188話 モダン・タイムス

梅雨が明けた。関東地方は、エルニーニョ現象の影響もあってか、梅雨入り宣言後も雨がほとんど降らなかったので、明けるのが遅くなると予測していた。しかし、明けてみれば、ほぼ例年並みであった。強い日差しと高温のために、各種の夏野菜がたくさん採れ始め...
百姓雑話

第187話 無理な要求、勝手な押しつけ(2)

経済大国になった頃から、衛生上の理由もあってか、日本では何でもかんでも野菜をビニール袋に入れて売るようになった。世界的には、この売り方は特殊である。昔は、小松菜やほうれん草などの葉物も、袋に入れないで、ただ束ねただけの状態で売られていた。と...
百姓雑話

第186話 無理な要求、勝手な押しつけ(1)

今や日本人は冬でもサラダを食べる。ほとんどの人たちが、たぶん、何の疑問も持たず食べているのだろう。スーパーに行けば、ほぼ全ての農産物が一年中売られている。それを可能にしたのが、ハウス栽培の普及、品種の多様化、産地リレー、輸送手段の高度化、輸...
百姓雑話

第185話 適正規模

梅雨のまっ最中である。今年の関東地方は空梅雨ぎみであったが、先月下旬から、やっと梅雨らしくなった。エルニーニョ現象が起きているので、たぶん今年の梅雨明けは相当遅れそうである。この時期の悩みの種は病気と雑草である。どちらも高温多湿の状況が大好...