鴇田 三芳

百姓雑話

第179話 美しい日本

森や林が美しい。私どもの農場がある地域は、都市化をまぬがれたため、森林がいたるところに残っている。5月の連休頃は、常緑樹の深緑と落葉樹の若葉色とのコントラストが鮮やかで、それらを眺めているだけでも心が癒される。時間とお金をかけてまで、自然の...
百姓雑話

第178話 新・・・・・

私はいまだに単純な携帯電話、いわゆる「ガラケイ」を使っている。iPoneの新製品が発売されるというニュースを聞いても、別世界の出来事のように思えてならない。買ったところで、使いこなすのが面倒で、宝の持ち腐れに終わるのは明らかである。ところで...
百姓雑話

第177話 命の季節(2)

1週間ほど前、レタス畑の通路にウグイスがいた。うまく飛べない。巣から飛び出したばかりの若鳥と思われる。畑の裏手が深い森になっていて、春先からウグイスのさえずりが聞こえていたので、そのつがいの雛なのだろう。研修生とともに、その若鳥の前にたたず...
百姓雑話

第176話 学ぶ(2)

学校の授業が純粋におもしろいとか楽しいと感じる生徒や学生が一体どれくらいいるのだろうか。他の者より良い成績を得て優越感を感じたいために勉強する者、親や先生に褒められたくて勉強する者、あるいは高学歴を残し他人(ひと)の上に立ったり高収入を得た...
百姓雑話

第175話 過去で生き、未来を喰いあらす

今だけで生きるのは、とても難しい。限りない欲望を満たすため、ついつい過去で生き、時には過去をむさぼり喰い、未来をも喰い荒して私たちは命をつないでいる。人類の歴史で、こんな貪欲な行為が世界規模で横行した時代はあったのだろうか。一つの典型的な例...