鴇田 三芳

百姓雑話

第151話 大器晩成

とても野菜がおいしい季節になった。私は、枝豆とブロッコリーとさつま芋が特に好きで、これらは毎日、そして一年中食べたい。6月中旬から採れていた枝豆が10月上旬に終わると、ちょうどブロッコリーとさつま芋の季節が来る。今年もさつま芋は、朝から晩ま...
百姓雑話

第150話 農業を楽しむ(1)

農業は儲からない。ひと儲けしようと始めても、後悔するだけである。そんな儲からない職業をあえて選ぶからには、何か別の価値を農業に見出さないと、長続きしない。例えば、食べてくれる人々が健康に暮らせることに喜びを見出すとか、耕作放棄地を引きうけ農...
百姓雑話

第149話 収穫

畑をわたる秋風がとても心地良い季節になった。陽だまりで飲む熱いミルク・ティーは全身をグッと活気づけてくれる。農場は今、作付けがほとんど終了し、草や病害虫の被害から開放され、本格的な実りの秋を迎えた。この時期になると、もう今年も終わりという気...
百姓雑話

第148話 根絶

やっと楽になった。草との闘いも終わり、害虫や病気の被害もこれからは、まず心配ない。もちろん、農薬を使う農家もほっとする。残る心配は台風と価格の暴落だけである。台風被害が出ると価格は暴落しないが、出なければ必ず暴落する。将棋で言えば、まさに王...
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第147話 三「毒」

私たちの身の回りには、少なくても三種類の毒がある。空気毒、飲食毒、環境毒である。半月ほど前に御嶽山が噴火したが、その際に硫化水素が大量に噴出された。人命をいとも簡単に奪う有毒ガスであるが、幸い私たちの日常にはほとんど存在していない。いま私た...