百姓雑話

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第333話 生命力を信じる

先月28日、北海道佐呂間町で39.5℃を記録しました。全国の観測史上、5月としては最高気温だったそうです。昼食で帰宅する頃は当地でも30℃を超えていました。そんな暑さの中でも、家路の中央分離帯にキク科の花が咲きほこっていました。コンクリート...
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第332話 原因の原因の・・・・・

「先生、おとといから微熱と鼻水が出はじめ、昨日からは少し咳が出るようになりました。」 「そうですか。胸の音を聞いてみましょう。」と内科医が聴診器をあてる。「下痢や頭痛はありますか。」 「いいえ。」 「カゼですね。5日分、カゼ薬を出しときまし...
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第331話 今だけカネだけ自分だけ

こんな風潮が日本で顕著になったのは、自由経済を促進するWTOが設立され経済のグローバル化が世界中に広がった頃からでしょうか。日本はこの時期、バブル経済がはじけ経済力が衰えはじめた頃でもありました。経済の右肩上がりが続いていた頃は、「今だけカ...
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第330話 数の魔力

数字は人生を大きく左右する。ほとんどの人たちは、数字を信じ、数字を操り、操られ、魅了され、時には裏切られ、目覚めてから眠るまで数字が頭から離れない。まるで、数の魔力の虜になっているようだ。死ぬまでその魔力から逃れられない人たちが大半だろう。...
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第329話 「わからない」ということ

生まれたばかりの赤子は本能で生きている。周辺環境への認識力が徐々に発達するにつれて、他人の言動を積極的に真似始める。そして、言語能力がある程度発達すると、「どうして?」を連発する。わからないことだらけで、「どうして?」と問うことにためらわな...