百姓雑話

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第376話 歴史に深く刻まれた2022年

昨年は歴史に深く刻まれるような激動の年だった。 コロナ禍に加え、ウクライナ戦争と世界的なインフレが勃発し、人類は狂気の淵でもがき、なかなか抜け出そうにない。これらは今年も続く恐れがある。古希になった今にいたるまで私は、人類がこんな世界的災禍...
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第375話 野菜が警告する温暖化

この頃は、「地球温暖化」という表現に加え、「気候変動」という言い方も増えてきました。いずれにしても、表現はどうであれ、地球規模で気温が上昇していることは間違いありません。 今年でラニーニャ現象が3年も続き、日本では大きな台風被害がなく、異常...
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第374話 農民の職業病

私は、古希になった今でも、ほぼ休むこともなく毎日農作業をしています。農作業が好きなのです。ロシアの劇作家ゴーリキーが「どん底」という戯曲の中で「仕事が楽しみなら人生は極楽だ」と書きましたが、まさにそのとおりの日々を送っています。早寝早起きを...
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第373話 財産を食いつぶす

私が営農している地域でも耕作放棄地が年々増えている。右側が私の農地で左の耕作放棄地からはクズが侵入してきて困っている。こんな草だらけの放棄地も5年ほど前までは老夫婦が耕作していた。耕作をやめれば、あっという間に草に覆われてしまう。4か所ある...
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第372話 中間搾取

脱サラ就農してから8年ほど、大きな農業生産法人にお世話になった。その法人は、当時100戸ほどの農家からなり、生協や共産党系の婦人団体などに販売していた。その生協は宅配と店舗での販売をしていたが、ときどき農家が販売促進として店舗に駆り出された...