百姓雑話 第339話 見えない世界へ 研修生のS君は片道1時間かけて茨城県霞ヶ浦市から通ってきます。日暮れの時刻がもっとも早い季節になり、彼が帰る頃は暗くなっています。皆生農園の農場は純農村地帯にあり、月の出ていない晴れた夜であれば、小さな星までがキラキラ輝いて見えます。そんな... 2019.11.30 百姓雑話
百姓雑話 第336話 覚悟 去年の梅雨明けは記録的な早さでしたが、今年はほぼ毎日だらだらと雨が降り続きました。こんなにも雨の日が多かった梅雨は記憶にありません。そして、やっと梅雨が明けたら、例年どおり猛暑が一気に襲ってきました。猛暑を二十数年も乗り越えてきた私でも、年... 2019.08.31 百姓雑話
百姓雑話 第332話 原因の原因の・・・・・ 「先生、おとといから微熱と鼻水が出はじめ、昨日からは少し咳が出るようになりました。」 「そうですか。胸の音を聞いてみましょう。」と内科医が聴診器をあてる。「下痢や頭痛はありますか。」 「いいえ。」 「カゼですね。5日分、カゼ薬を出しときまし... 2019.05.05 百姓雑話
百姓雑話 第329話 「わからない」ということ 生まれたばかりの赤子は本能で生きている。周辺環境への認識力が徐々に発達するにつれて、他人の言動を積極的に真似始める。そして、言語能力がある程度発達すると、「どうして?」を連発する。わからないことだらけで、「どうして?」と問うことにためらわな... 2019.02.03 百姓雑話
百姓雑話 第327話 自由化と規制と無関心の先に 日本の農業の衰退が止まらない。年々、耕作放棄地が増えている。その理由として、農家の高齢化と後継者不足がよく言われる。農林水産省のデータによれば、農民数が年々減りつづけ2017年は181万人となり、平均年齢は66歳をこえている。なかでも、農業... 2018.12.02 百姓雑話