栽培

百姓雑話

第99話 人体実験

かつてイギリスに、エドワード・ジェンナーという医師がいた。天然痘の予防のために、牛からとったワクチンを使用人の息子に接種して、その効果を試した人である。もちろん現代では、動物実験の前に人間で試すことなど法的に許されるはずもない。そんな命がけ...
百姓雑話

第98話 農民の仕事

「農民の仕事は何ですか?」と問われて、皆さんは何と答えるだろうか。「農産物を作ること。」という答えが、多分、一番多いであろう。「農地を宅地に変えて販売し、巨額の不労所得を得ること。」と答える人も少なからずおられるだろう。あるいは、農業政策に...
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第87話 目先の善、将来の悪

立秋の7日から今年2度目の夏が来て、毎日厳しい暑さが続いている。畑の土はパサパサである。お天気任せの露地栽培とはいっても、水をたくさん要求する胡瓜などは水不足で収穫量がかなり減ってしまった。また、これから秋にかけてブロッコリーやキャベツなど...
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第86話 敵は誰だ?

私は、いわゆる「脱サラ」農民である。アフリカのソマリアにあった難民キャンプで働いていた時に食料生産の重要性を再認識し、今に至っている。経験や知識の乏しい駆け出しの頃、有機農業の手法をいろいろ教えてくださった方から、「俺たち農家の敵は誰だか知...
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第85話 耕すことの功罪

昔は人力あるいは家畜の力を借りて、人は農地を営々と耕してきた。「農耕民族」とか、「人類は、農耕を始めたことにより、高度な文明を築いた。」などと言われるように、農業と耕すことは一体に語られる。今この辺の多くの畑でも、何も植えられず、きれいに耕...