新規就農・研修

百姓雑話

第79話 余計なお節介

私は発酵食品をよく食べる。ヨーグルトは毎食、納豆は昼食時に毎日欠かさず食べている。だから、胃腸の調子がとても良い。ところで、納豆を食べる時、「まったく余計なお節介だな」とたびたび思う。例の小さなパック詰めの醤油とマスタードである。特にマスタ...
百姓雑話

第69話 七つの力

先月、農業をしたいという若者が2回訪ねてきた。30代前半の独身男性と30代後半の女性である。その女性の夫も就農に関心があり、今までは小さな家庭菜園を楽しんできたという。ところで、非農家出身の新規就農者には7つの力が必要であると私は思っている...
百姓雑話

第55話 余裕と無駄

この時期は、ほぼ一日中、農地が凍りつき、作付けはほとんどできない。農場での作業は主に収穫と荷作りである。早々と家に帰れば、毎年恒例の決算事務が待っている。それでも、ハウス栽培をしていないので、余裕が生まれる。これをどう使うかが重要になる。し...
百姓雑話

第53話 厳しい試練の先に

あっという間の1年であった。還暦にもなった。年を重ねるごとに、月日の流れが本当に速く感じられる。働き過ぎると、節々が痛み、数日は疲れが残る。年には逆らえない。幸い、辛い作業の多くを研修生やボランティアの皆さんが担ってくれるので、今年も何とか...
百姓雑話

第43話 農地は誰のものか?(2)

土地は、お金さえあれば、誰でも自由に買える。農地も、農家か農家出身者であれば原則的に誰でも買える。しかし農家でない者が、農業をしようと猛勉強し資金をいくら用意しても、農地は容易に買えない。借りることさえままならず、農家になるには高いハードル...