百姓雑話 第142話 問題製造業 これからの2ヵ月は年間でもっとも厄介な季節である。とりわけ台風による暴風と害虫による被害は悩ましい。前者は、野菜の被害だけではなく施設を破壊することもあるので、なおさらである。農業の宿命とはいえ、厳しい現実である。離農する農民が後を絶たない... 2014.09.07 百姓雑話
百姓雑話 第130話 虐(しいた)げられた者が新しい時代を切り拓く(2) 人類は賢いか、それとも愚かなのか。難しい問いである。これから述べることは、どちらかと言えば「人類は賢い」という観点から考察した結果である。前話では、「いにしえより虐(しいた)げられてきた農民が搾取されない時代が来る」と述べた。その根拠として... 2014.06.15 百姓雑話
百姓雑話 第116話 安全とコスト 安全の確保にはコストがかかる。残念ながら、それが現実である。社会が豊かになり複雑になるにつれ、安全コストが膨らんできた。30年以上も昔になるが、仕事でアフリカに向かう途中、乗り継ぎでインドのデリーに立ち寄った。空港内のトイレで用をたし始めた... 2014.03.09 百姓雑話
百姓雑話 第112話 動脈産業と静脈産業 つい最近、こぎれいな服装の若い女性が廃品回収している光景を目にした。初めてである。鉄くずや壊れた機械などを回収する廃品回収業者といえば、中高年の男性と相場が決まっていた。もし若い女性がこの業界にも進出してきたのであれば、とても好ましいことで... 2014.02.09 百姓雑話
百姓雑話 第108話 危機を感じて この季節になると、野鳥の種類がめっきり減り、何か寂しくなる。よく目につくのはカラスくらいである。大小さまざまな鳥が冬を生き抜くために、南方へ渡ってしまったからである。はるか数千キロもの南方へ、その身ひとつで渡る小鳥がとても偉大に思える。とこ... 2014.01.12 百姓雑話