農業の現実

百姓雑話

第161話 冬(1)

冬は苦手である。寒さのために全身の活力が衰え、作業がつらくなる。たぶん、寿命も縮むだろう。さらに、1月からスギ花粉症が始まり、7月初旬までいろいろな花粉に反応してしまう私にとって、冬は忌まわしい季節でもある。いっそのこと、冬の間だけ暖かい国...
百姓雑話

第158話 厳しい試練の先に(2)

近年、農業を「6次産業」とか「成長産業」とか、政府やマスコミ、知識人と言われる人たちが農業の将来性を喧伝している。しかし、農業を継続していく困難さは、なかなか語られない。そこで今話では、改めて農業の厳しさを述べてみたい。これから就農を計画し...
百姓雑話

第144話 三「安」(2)

前話では、生鮮野菜の安全と安価は両立しにくいことを供給側から述べてみた。今話では、安定供給と安価・安全について、供給側と消費側の双方から眺めてみたい。まず、供給する農家の側から述べる。日本では、気温の影響を大きく受けやすい野菜は産地が移って...
百姓雑話

第143話 三「安」(1)

食べ物に欠かせない要件がいくつかある。例えば、安全、安価、安定供給、おいしさ、栄養、鮮度、食欲をそそる香りや外観などが思い浮かぶ。これらの中でも、安全、安価、安定供給という三つの「安」をすべて満たそうと私は長年努力してきた。しかし、20年以...
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第134話 「使う側」と「使われる側」の逆転

私は、いまだに昔ながらの携帯電話、いわゆる「ガラケイ」を使っている。スマホを買っても、その多彩な機能を使いきれないと思うからである。また、高価なスマホを畑で失くす恐れもある。私にはガラケイとパソコンで十分である。ところで世の中には、「使う側...