百姓雑話 第129話 虐(しいた)げられた者が新しい時代を切り拓く 恐竜などの大型動物が繁栄していた頃、哺乳類は、常に肉食動物に狩られる危険のなかで、ひっそりと生き続けてきたという。今のネズミのようなものであったかもしれない。その当時の哺乳類は、後々こんなにも繁栄する時代が来るとは、とても想像できなかったに... 2014.06.08 百姓雑話
百姓雑話 第128話 親の期待、子の希望 昭和36年、「農業基本法」が制定された。高度経済成長とともに拡大した農工間の所得格差の是正が最大の目的であった。この法律に基づき農地の基盤整備に多額の補助金が投じられるとともに、大型農機具の普及よって日本農業の近代化が一気に進められた。戦後... 2014.06.01 百姓雑話
百姓雑話 第125話 富を生まない借金 前話に続き、農村の現実を知っていただきたい。私の住んでいる市は梨の生産量がとても多い。千葉県下でも有数の生産地である。我が家の近くにも大きな梨園があり、右の写真のように、春先から秋にかけ「SS」という農薬散布機がもうもうと農薬を噴き上げてい... 2014.05.11 百姓雑話
百姓雑話 第124話 「やりたい事」と「やるべき事」 大きい組織で働こうが小さい組織で働こうが、あるいは一人で働く場合でも、仕事に一生懸命とりくむと、なぜか「やりたい事」よりも「やるべき事」のほうが多くなりやすい。「あれもやりたい、これもしてみたい」と思っていても、目の前には「やるべき事」が次... 2014.05.04 百姓雑話
百姓雑話 第122話 チャレンジとミス 人はなぜか失敗を何度も、何度も、何度も繰り返す。私も、還暦を過ぎ人生を振り返ると、失敗や過ちの連続であったことに気づかされる。そのほとんどを思い出せないほどである。それらに比べたら、成功体験など微々たるものである。かつて第96話の「失敗を繰... 2014.04.20 百姓雑話