社会・政治

百姓雑話

第44話 農地は誰のものか?(3)

まず、農地法の第一条の全文をここで紹介したい。「この法律は、国内の農業生産の基盤である農地が現在及び将来における国民のための限られた資源であり、かつ、地域における貴重な資源であることにかんがみ、耕作者自らによる農地の所有が果たしてきている重...
百姓雑話

第41話 自分の体はどこまでか

「自分体はどこまでか」という疑問を抱いたのは、今から30年ほど前である。微生物学の授業の中で、「細胞の中のミトコンドリアは、もともとは別の生き物で、太古のある時、真核生物の中に入り、その後一緒に生きてきた」と聞いた時からである。真核生物とは...
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第31話 誰にでもできる3つの平和貢献(2)

9億2500万人。この数字をごぞんじだろうか。2010年、国連機関のWFPが公表した世界の飢餓人口である。人類の1割以上の人々が飢餓状態にあるという。 その一方で、飽食のために太りすぎ、ダイエットに時間と費用と労力を惜しみなくついやす人々が...
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第26話 誰にでもできる3つの平和貢献(1)

平和貢献と言うと、国がするもの、特別な人ができるもの、生活に余裕があり自己犠牲をいとわない人がすること、などと受け止められがちである。しかし、想像力を働かせ日々の生活を見つめ直すと、誰にでもできる平和貢献がいくつもある。 ところで、半世紀ほ...
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第24話 小麦粉まじりの砂

日本は豊かである。本当に住みよい国である。この国に、この時代に暮らせたことは何よりの幸せである。 世間では、日本は資源小国であると嘆く人が多い。とんでもない誤認識である。気候が穏やかで森林に恵まれ水に困らない我が国は資源大国である。電気、水...