生き方

百姓雑話

第386話 個の生存と種の保存

農薬を使わない関係か、皆生農園の農地やその周辺には虫がたくさん生息しています。ハサミムシもその一つで、よく見かけます。成虫で体長が4cmくらい、その名の由来となっている鋏(はさみ)が最後部ついていて、誰が見てもわかるような大きなものです。こ...
百姓雑話

第361話 農耕は人類を幸せにしたのか

1955年、 文化人類学の古典ともいえる著書「悲しき熱帯」がフランスで刊行されました。文化人類学者レヴィ=ストロースが1930年代にブラジルの少数民族を訪ねた旅の記録をまとめた紀行文で、ヨーロッパ文明への批判が根底にあり、世界的に注目された...
百姓雑話

第360話 豊かさの限界(1)

この近辺でも稲刈りが始まった。私は、穀倉地帯で生まれ育ったため、たわわに実った稲穂を見ると溢れんばかりの豊かさを感じる。パンや麺類などの小麦加工品をほとんど食べない私にとって、米こそが命の糧だ。ところで、豊かさを画一的に認定・規定するのは難...
百姓雑話

第359話 選手

国民の半数以上の反対を押し切って、東京オリンピックが始まりました。開催の賛否を問われると、私は返答に迷ってしまう。開催すれば、どう対策しても、コロナ患者の増加に拍車をかけることは想像に難くありません。しかしその一方で、中止されれば、この一瞬...
百姓雑話

第320話 蜘蛛(クモ)

皆生農園の農場にはクモがたくさんいる。特に春と秋には、餌となる小さな虫が豊富なためか、クモ嫌いの人が腰を抜かすほどウヨウヨいる。農薬を使っている農場では決して有りえない光景である。クモは、大きく分けて、2種類いる。巣を張って獲物を捕らえるも...