百姓雑話

第249話 排泄学

上旬から続いていた秋雨の季節が今週は少しおさまるようです。実りの秋が訪れ、おいしい新米が食欲をそそります。体は本当に正直です。そんな訳で今回は、食に関係することを書こうと思います。食と言っても、食べるほうではありません。親しい人にしか話した...
百姓雑話

第238話 おいしさの価値

おいしさには価値があります。しかしそれは、個人差はもとより、家庭、経済状況、世代、地域、国、さらには時代によって変わります。先日、バングラデシュのダッカで7人の日本人を含む23人が殺害されました。その惨劇の舞台となったレストランでは、昼間は...
百姓雑話

第233話 麦秋の風の中で

6月3日。麦秋(ばくしゅう)の季節になりました。この時期としては珍しい、北寄りの乾燥した風が吹いていました。からりと晴れあがり、初夏というよりも中秋を思わせ、まさに麦秋にふさわしい大空が広がっていました。そんな日和(ひより)の中、写真のよう...
百姓雑話

第187話 無理な要求、勝手な押しつけ(2)

経済大国になった頃から、衛生上の理由もあってか、日本では何でもかんでも野菜をビニール袋に入れて売るようになった。世界的には、この売り方は特殊である。昔は、小松菜やほうれん草などの葉物も、袋に入れないで、ただ束ねただけの状態で売られていた。と...
百姓雑話

第186話 無理な要求、勝手な押しつけ(1)

今や日本人は冬でもサラダを食べる。ほとんどの人たちが、たぶん、何の疑問も持たず食べているのだろう。スーパーに行けば、ほぼ全ての農産物が一年中売られている。それを可能にしたのが、ハウス栽培の普及、品種の多様化、産地リレー、輸送手段の高度化、輸...