文明・歴史

百姓雑話

第79話 余計なお節介

私は発酵食品をよく食べる。ヨーグルトは毎食、納豆は昼食時に毎日欠かさず食べている。だから、胃腸の調子がとても良い。 ところで、納豆を食べる時、「まったく余計なお節介だな」とたびたび思う。例の小さなパック詰めの醤油とマスタードである。特にマス...
百姓雑話

第64話 便利さの代償

本当に便利な世の中である。キーをポンポンとたたけば、いろいろな事が瞬時にできてしまう。今やその便利さが生活や仕事の現場を劇的に変えつつある。 農業の世界も同じである。パソコンやスマホを操作するだけで、遠く離れたハウスの中の野菜に農薬をまいた...
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第34話 「つるぼけ」と少子化と太平洋戦争(2)

8月15日。今から67年前、欧米列強に日本帝国が敗れた日である。 今回は、第29話の続きである。「つるぼけ」と太平洋戦争の類似点を探ってみたい。 生き物には、栄養成長と生殖成長という2つの成長過程がある。これら2つの過程を簡単に言えば、栄養...
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第30話 風に吹かれて

梅雨が明けた。私の好きな季節がやっと来た。 しかし、この季節を忌み嫌っている人のほうが多いだろう。節電のためにエアコンやクーラーの使用を控えている人たちも、いざ熱帯夜で眠れないと、理性が苦痛に変わるかもしれない。こんな季節でも、夕立の後に涼...
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第23話 ジャガ芋あれこれ

先月下旬、ジャガ芋に花が咲いた。白い花、紫の花、いずれも美しい。南米アンデス地方からヨーロッパにもたらされた後、広く観賞用として栽培されていたらしい。 今週から収穫である。関東以南のジャガ芋の産地では、春から初夏にかけて出荷する。しかし、本...