栽培

百姓雑話

第166話 菌

「菌」という字を見て、あなたは何を連想するだろうか。医療従事者、理学系の学者や学生、健康に強い関心を持っている人たちなどは、いくつもの「菌」をすらすらと述べられるだろうが、ほとんどの人は菌のことをあまり意識していないではないだろうか。そして...
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第164話 春来

立春を過ぎ、日差しがだいぶ強くなってきた。まさに、光の春である。農場の周辺でも、写真のように、椿が満開である。小鳥たちにとっては、餌が不足するこの時期に咲く椿の甘い蜜がとても貴重な食料源である。目をこらすと、椿の花にミツバチなどの昆虫も確認...
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第161話 冬(1)

冬は苦手である。寒さのために全身の活力が衰え、作業がつらくなる。たぶん、寿命も縮むだろう。さらに、1月からスギ花粉症が始まり、7月初旬までいろいろな花粉に反応してしまう私にとって、冬は忌まわしい季節でもある。いっそのこと、冬の間だけ暖かい国...
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第152話 好きな野菜、嫌いな野菜

食べるのが好きとか嫌いとかではなく、栽培するのが好きか嫌いかという話しである。栽培する野菜の種類を増やすつもり人や新規就農者の参考になれば、幸いである。私は、販売と自給の都合で、旬の野菜を切れ目なく、年間40種類ほど栽培している。農業が性に...
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第151話 大器晩成

とても野菜がおいしい季節になった。私は、枝豆とブロッコリーとさつま芋が特に好きで、これらは毎日、そして一年中食べたい。6月中旬から採れていた枝豆が10月上旬に終わると、ちょうどブロッコリーとさつま芋の季節が来る。今年もさつま芋は、朝から晩ま...