社会・政治

百姓雑話

第308話 幸福の反対側に

私は、就農する以前は、主に海外で援助活動をする民間団体(NGO:Non-Governmental Organization)で働いていた。開発途上国の抑圧されている人々や難民を支援する組織である。そこでの活動中に、ある種の使命感とともに、罪...
百姓雑話

第302話 若者に未来を託す

戦後の右肩上がりの時代を生きてきた者に比べ、現代の若者たちをとりまく社会環境はかなり厳しい。その未来もなお厳しい状況が待ち構えていると予想される。すでにヨーロッパの国々では、ドイツを除けば、ほとんどの国で若者たちを中心に失業者が溢れ、韓国や...
百姓雑話

第294話 もし、あの時に・・・・・・

私は東の空が明るくなると目を覚ます。それから起床するまでの30分ほどの間、うつらうつら瞑想しながら、布団の中でストレッチする。急に起き上がると足腰を傷めかねないからである。この30分ほどの時間は非常に貴重で、その日の作業の段取りを考えたり、...
百姓雑話

第273話 二者択一の弊害

年とともに、頭の回転が鈍くなり、新しいことをなかなか記憶できなくなってきた。これは仕方ないにしろ、記憶していたはずのことがなかなか思い出せないのは困ったものだ。「ほら、あれあれ」とか「えーと、何だっけ」などという間の抜けた言葉がつい口からこ...
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第270話 輝かしい・・・・・

冬至の頃から比べれば、このところ太陽の輝きがかなり増してきた。陽だまりにたたずめば、もう春を十分に感じられる。畑では、越冬した野菜たちがチラホラ咲き始めた。野菜を露地栽培する者にとっては、これから3月下旬までは気が抜けない。大雪の心配がある...