百姓雑話 第117話 日本の有機農産物はなぜ高いのか 昨年末、神戸から電話が入った。来年オープンするカフェで有機栽培の野菜をぜひ使いたく宅配してもらえるか、という話しであった。千葉から送ると送料が高くつくので地元で仕入れることを勧めたところ、地元では手ごろな値段で買えないと嘆いていた。日本では... 2014.03.16 百姓雑話
百姓雑話 第113話 対面販売から見えてくること かれこれ10年近く野菜を対面販売してきた。自分自身で販売すると、いろいろなことがわかる。とりわけ、お客様の希望や嗜好が生々しく伝わってくる。消費者心理として安く新鮮なものを買いたいという希望はもちろんのこと、できるだけ甘いもの、生で食べられ... 2014.02.16 百姓雑話
百姓雑話 第97話 豊作貧乏 実りの秋、食欲の秋を迎えた。暑くなく寒くもなく、良い季節だ。この頃になると、種まきや定植がほぼ終わり、収穫の日々が続く。それまでの苦労が報われる気がする。しかしその一方で、秋には厳しい現実もある。豊作貧乏である。私は、豊作貧乏になると、「人... 2013.10.27 百姓雑話
百姓雑話 第81話 毒を喰う ハウス栽培であれば雨の影響を受けないのだが、露地栽培はお天気次第である。雨でぬかるんだ泥に足をとられ、カッパの中を汗が流れ落ちる。収穫した野菜は泥で汚れ洗わなければならなくなる。そんな辛い作業の最中に、「こんな雨がエチオピアのアビシニア高原... 2013.07.07 百姓雑話
百姓雑話 第80話 餌(えさ)を喰う ある高齢の料理家が印象的なことをおっしゃった。「お袋の味が家庭から消え、今や袋の味になってしまいました」と。現代の食生活をうまく言いあてていると感心した。ところで、「餌(えさ)」と聞いて、あなたは何を連想されるだろうか。豚や牛などの家畜であ... 2013.06.30 百姓雑話