文明・歴史

百姓雑話

第228話 死して、なお尽くす

皆生農園のある白井市は、都内にアクセスする北総鉄道沿いは都市化されていますが、中心街から車で5分も走れば昔ながらの農村風景が残っています。森や林もいたるところにあり、野生動物をよく見かけます。夜中に車を走らせると、タヌキや野ウサギなどにも出...
百姓雑話

第224話 根絶の思想、共存の摂理(2)

「人類は滅びても、ゴキブリは絶滅しないだろう」という話しを聞いたことがあります。多分そうかもしれません。熱帯地域を中心に世界では約4000種のゴキブリが棲息しているそうで、倉庫にストックしてある糠(ぬか)や畑の草むらでもよく見かけます。 ...
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第222話 根絶の思想、共存の摂理(1)

今月5日は啓蟄(けいちつ)、そして今日は春分の日です。歳を重ねるたびに、冬がとても長く感じられるようになり、「やっと春が来た」という気がします。春を感じて畑では、菜の花にミツバチが既に現われ、先週はモンシロチウが1匹初見されました。羽を生や...
百姓雑話

第206話 落ちる

秋も深まり、落ち葉が積もっている。悩ましい雑草も、ほとんど枯れ種を大地に落とし、命を明日につなげた。この頃になると、越冬野菜の作付けもすべて終わり、「今年も元気に働けて本当に良かった」という感謝の念をいだく。 ところで、「落ちる」とい...
百姓雑話

第204話 効率と寿命

効率は経済活動の基本的なエレメントになっている。効率を追求しない仕事は稀有である。芸術家や哲学者、文筆家や評論家、あるいは宗教家や厭世家でもないかぎり、「まんざら非効率も悪くはないではないか」などと口にしにくい。競争社会で日々もまれている人...