百姓雑話 第208話 豊かな農地 記録的に暖かい秋が続いてきたが、やっと霜が降りはじめた。また今年も、農地を肥沃にするため、畑に米糠(こめぬか)ともみ殻を入れ始めた。いわゆる「土づくり」である。かれこれ15年ほど前から私は、積極的に米糠ともみ殻、それに堆肥を畑に入れてきた。... 2015.12.13 百姓雑話
百姓雑話 第203話 三度菜 聞き慣れないかもしれないが、インゲンを「三度菜」と言う地域がある。温暖な平地であれば、栽培できる時期が年間3回あるためらしい。この辺りの露地栽培では、梅雨の時期、晩夏、そして秋に収穫でき、その期間は1ヶ月くらいのため、その度に種をまかなけれ... 2015.11.08 百姓雑話
百姓雑話 第199話 根と実 私の大好きな柿が今年は不作である。あのトロッと熟した柿は、おいしいだけでなく、ビタミンCやカロテンも豊富である。「柿が赤くなれば、医者は青くなる」という諺があるほど、柿は健康に良い。 ところで、果樹には「隔年結果」という現象がよく現われる。... 2015.10.11 百姓雑話
百姓雑話 第191話 マニュアル化の功罪 毎日、退屈しない。いや、「退屈させてくれない」というのが適切だろう。栽培する野菜の種類が多いため、実にいろいろな作業があり、さらに、天気の変化にあわせて予定の作業を変更することもあれば、予期せぬことへの対応に追われることもある。こんな日々を... 2015.08.16 百姓雑話
百姓雑話 第189話 販売戦略 5月の連休明けから2ヵ月半ほど、20代後半の青年が短期研修に来ていた。彼は、研修最後の日、今後の計画を改めて語った。自分の畑で採れた野菜だけでなく、生活必需品などを、手づくりのトレーラー・ハウスに積んで、売りに回ると言う。なかば夢見ごこちで... 2015.08.02 百姓雑話