社会・政治

百姓雑話

第264話 養豚場(2)

表題のとおり、今回は前話の続きである。 生きた豚を見たことのない人のために、農家で育った私が豚に成り代わって、少しばかり豚の紹介をしたい。 「おれ達はなかなかの綺麗好きだ。にもかかわらず、豚舎はどこも汚い。狭苦しく、異臭を放つ。...
百姓雑話

第263話 養豚場(1)

自宅から農場に行く途中、大きな養豚場がある。その近くに農場を借りてから20年ほど経つが、すでに当時からあった。風向きによっては、1km以上も離れた農場付近にも異臭が漂ってくる。周囲には民家や事業所があり、きっと異臭に悩まされ続いけてきたのだ...
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第259話 競争から戦いへ

確か高校受験の頃、今から半世紀ほど前になりますが、「受験競争」という社会現象がありました。膨大な数の団塊世代が高校や大学に受験しはじめたためです。のちに、いっそう競争が激化し、「受験戦争」とまで言われるようになりました。「競争」という言葉は...
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第257話 安定と不安定

今年は秋以降、野菜の値段が高騰しています。どこかの自治体では、その影響で給食費が不足し、給食の出ない日を設ける事態になりました。それでも結局、保護者が弁当を持たせれば、家計からの出費がかさむのは同じなのですが。こんな事態を招いたのは秋の天気...
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第255話 活気と狂気

活気と狂気は、本質的にはまったく異質なものですが、なぜか紙一重、あるいは表裏一体になりがちです。 例えば、ヒットラーと彼が率いるナチス・ドイツがそうでした。彼は、聞く人を陶酔させるような演説と強引なリーダー・シップで、疲弊しきった経済...